野々原柚花のヒミツのハイシン6　ドキドキ

野々原柚花、ハイシンの秘密に迫る！ドキドキの序幕

春風が優しく頬をなでる4月の午後、野々原柚花は放課後の教室で一人、机に向かっていた。彼女の瞳は、机の上に広げられた一枚の紙に釘付けになっている。その紙には、赤ペンで大きく「ハイシン」と書かれていた。

柚花は深呼吸をして、紙を見つめ直す。「ハイシン」――それは学校中で話題になっている謎の存在だった。誰も正体を知らない、でも確かにそこにいる。そんな不思議な存在に、柚花は強く惹かれていた。

「よし、絶対に正体を突き止めてみせる！」柚花は小さく呟いた。彼女の声には、決意と少しばかりの不安が混ざっていた。

柚花がハイシンの存在を知ったのは、ほんの1週間前のことだった。クラスメイトの会話を何気なく聞いていると、「ハイシン」という言葉が飛び交っていた。最初は単なる流行語だと思っていたが、どうやらそうではないらしい。

「ねえねえ、知ってる？ハイシンってさ、学校の七不思議の一つなんだって！」
「えー、マジで？どんな不思議なの？」
「だから、誰にも正体がわからないんだって。でも、学校のあちこちにメッセージを残すんだよ」

柚花は耳を澄ませた。クラスメイトたちの会話は、まるで魔法にかけられたかのように彼女を引き込んでいった。

その日から、柚花はハイシンのことが頭から離れなくなった。放課後、図書室で過ごす時間が増え、学校の歴史や七不思議について調べ始めた。しかし、ハイシンに関する情報はほとんど見つからない。それどころか、学校の七不思議の中にハイシンの名前すら載っていなかった。

「おかしいな…」柚花は眉をひそめた。クラスメイトが言っていたことと、調べた結果が一致しない。これは単なる噂なのか、それとも…？

柚花の探究心に火がついた。彼女は決意した。この謎を解き明かすため、自分でハイシンを追いかけてみようと。

その日から、柚花の放課後の過ごし方は大きく変わった。授業が終わるとすぐに、校内を歩き回るようになった。廊下の隅、階段の裏、誰も気づかないような場所を丹念に調べる。ハイシンからのメッセージを見つけるために。

1週間が過ぎ、柚花はついに一つの手がかりを掴んだ。体育館の裏で、小さな紙切れを見つけたのだ。そこには、「次は図書室」と書かれていた。

心臓の鼓動が早くなる。これがハイシンからのメッセージなのか？それとも、誰かのいたずらか？

柚花は深く息を吸い、決意を新たにした。「よし、図書室に行ってみよう」

彼女は立ち上がり、かばんを手に取った。教室を出る前に、もう一度机の上の紙を見つめる。「ハイシン」の文字が、まるで彼女を挑発するかのように輝いていた。

柚花は微笑んだ。「待っていてね、ハイシン。必ず、あなたの正体を明らかにしてみせるから」

そう呟いて、柚花は教室を後にした。彼女の瞳には、好奇心と冒険心が燃えていた。ハイシンの謎を追う、彼女の物語はここから始まったのだ。

柚花のハイシン、思わぬ展開に衝撃の真実が！？

図書室に向かう柚花の足取りは軽かった。ハイシンの正体に近づいているという高揚感が、彼女の全身を包んでいた。しかし、図書室のドアを開けた瞬間、柚花は息を呑んだ。

そこには、同級生の美咲が立っていた。

「あ、柚花ちゃん。こんなところで会うなんて珍しいね」美咲は柔らかく微笑んだ。

柚花は動揺を隠しながら答えた。「う、うん。ちょっと調べものがあって…」

美咲の視線が柚花の手に向けられた。そこには、体育館の裏で見つけたメモが握られていた。「それ、もしかして…」

柚花は慌ててメモを隠そうとしたが、遅かった。美咲の目が大きく見開かれる。

「まさか、柚花ちゃんもハイシンを追いかけているの？」

その言葉に、柚花は驚きのあまり言葉を失った。美咲も…ハイシンのことを？

二人は図書室の隅に腰を下ろし、お互いの情報を共有し始めた。美咲もまた、ハイシンの謎に魅せられていたのだ。彼女が持っていた情報は、柚花のそれとは少し違っていた。

「ねえ、知ってる？ハイシンって、実は…」美咲は周りを見回してから、小声で続けた。「学校の中に隠された宝物を守る存在なんだって」

柚花は目を丸くした。「宝物？」

美咲は頷いた。「うん。でも、それが何なのかは誰も知らないみたい。ハイシンは、その宝物を守るために学校中を動き回っているんだって」

この新しい情報に、柚花の好奇心は更に膨らんだ。宝物…それは一体何なのか？そして、ハイシンは本当にそれを守っているのか？

二人で図書室を探索していると、古い本棚の隙間に小さな紙が挟まっているのを発見した。そこには暗号のような文字列が書かれていた。

「これって…」柚花は息を呑んだ。

美咲が頷く。「間違いない。ハイシンからのメッセージよ」

二人は頭を寄せ合い、暗号の解読を試みた。しかし、簡単には解けそうにない。

「ねえ、美咲ちゃん」柚花が言った。「一緒にハイシンの謎を追いかけない？二人なら、きっと何か見つかるはず」

美咲は少し考えてから、明るく笑顔を見せた。「うん、そうしよう！」

こうして、柚花のハイシン探しは新たな段階に入った。一人だった探索に、仲間ができたのだ。

しかし、その夜、柚花は不思議な夢を見た。夢の中で彼女は、学校の廊下を歩いていた。そこで出会ったのは、影のような姿をしたハイシンだった。

「野々原柚花」ハイシンは柚花の名を呼んだ。「君は本当に真実を知りたいのか？」

柚花は強くうなずいた。「はい、知りたいです！」

ハイシンは静かに続けた。「しかし、真実を知れば、君の世界は大きく変わるかもしれない。それでも構わないか？」

柚花は一瞬躊躇したが、すぐに決意を固めた。「はい、覚悟はできています」

ハイシンは満足そうに頷いた。「よかろう。では、次のヒントをやろう。”鏡の向こう側に、答えはある”」

柚花が目を覚ますと、枕元に一枚の紙が置かれていた。そこには夢で聞いた言葉が書かれていた。

「鏡の向こう側…？」柚花は呟いた。これは単なる夢だったのか、それとも…？

彼女の心には、期待と不安が入り混じっていた。ハイシンの謎は、思わぬ方向に進み始めていた。そして柚花は、この謎が自分の人生を大きく変えるかもしれないという予感に、心臓の鼓動が早くなるのを感じていた。

ハイシンの謎解きに奮闘する柚花、クライマックスへ

朝日が昇る頃、柚花は目を覚ました。枕元の紙に書かれた「鏡の向こう側に、答えはある」という言葉が、まだ頭の中で鳴り響いていた。

学校に向かう道すがら、柚花は美咲にLINEを送った。「緊急ミーティング。昼休みに屋上で」

昼休み、柚花は美咲に夢の出来事と謎めいたメッセージについて話した。

「鏡の向こう側…？」美咲は眉をひそめた。「学校のどこかにある鏡のことかな？」

二人は頭を悩ませた。突然、柚花のスマホが震えた。見知らぬ番号からのメッセージだ。

「時は来た。準備はいいか？ ―― H」

柚花と美咲は顔を見合わせた。間違いない、これはハイシンからのメッセージだ。

「柚花ちゃん、これって…」美咲の声が震えていた。

柚花は深呼吸をして言った。「うん、決着をつける時が来たみたい」

放課後、二人は学校中の鏡を探し回った。職員室の鏡、美術室の鏡、そして女子トイレの鏡…。しかし、どの鏡にも特別なものは見当たらなかった。

「もう、どこにあるのよ！」柚花はイライラし始めていた。

そのとき、美咲が叫んだ。「あっ！柚花ちゃん、あれ！」

美咲が指さす先には、古い全身鏡が立てかけられていた。二人は駆け寄った。

「ここ…なんだか変…」柚花が鏡に手を触れると、驚いたことに手が鏡の中に吸い込まれていった。

「きゃっ！」柚花は思わず声を上げた。

美咲が柚花の腕をつかんだ。「大丈夫？引っ張るわよ！」

しかし、力を込めれば込めるほど、柚花の体は鏡の中へと引き込まれていく。

「美咲ちゃん、離して！」柚花は叫んだ。「私、行ってくる！」

美咲は涙ぐみながらも、柚花の手を離した。「気をつけて…必ず戻ってきてね」

柚花は微笑んで頷くと、鏡の中へと飛び込んだ。

目を開けると、そこは不思議な空間だった。まるで学校の廊下のようでいて、どこか違う。壁には無数の時計が掛けられ、それぞれが異なる時を刻んでいた。

「よく来たな、野々原柚花」

振り返ると、そこにはフード姿の人物が立っていた。その姿は、夢で見たハイシンそのものだった。

「あなたが…ハイシン？」柚花は震える声で尋ねた。

フード姿の人物はゆっくりと頷いた。「そうだ。私がハイシンだ。そして、お前たちが”宝物”と呼んでいるものの守護者でもある」

「宝物って…一体何なの？」

ハイシンは静かに言った。「それは、時間だ」

柚花は驚きのあまり言葉を失った。ハイシンは続けた。

「この学校には、時間を操る力が眠っている。私はその力を守り、管理しているのだ。そして今、その力を引き継ぐ者を探している」

「引き継ぐ者…？」

「そう」ハイシンは柚花をじっと見つめた。「お前には、その資質がある。好奇心、勇気、そして仲間を大切にする心…」

柚花は自分の耳を疑った。自分が、時間を操る力の継承者？

ハイシンは柚花に手を差し出した。「さあ、決断の時だ。この力を受け継ぐか？それとも、元の世界に戻るか？」

柚花の心臓が高鳴った。彼女の人生を大きく変える選択が、目の前に広がっていた。

柚花vsハイシン、驚愕の対決シーンが明らかに！

柚花は深呼吸をした。ハイシンの差し出した手を見つめ、その先にある未知の世界に思いを馳せる。しかし、彼女の心の中で、何かが引っかかっていた。

「待って」柚花は静かに、しかし力強く言った。「私には、まだわからないことがあります」

ハイシンは手を引っ込め、柚花を見つめた。「何が知りたいのだ？」

「なぜ、私なの？」柚花は真っ直ぐにハイシンを見返した。「学校には他にもたくさんの生徒がいるはず。なぜ私が選ばれたの？」

ハイシンは黙ったまま、柚花の言葉を待った。

「それに」柚花は続けた。「この力を一人で引き継ぐなんて、おかしいと思う。美咲ちゃんや、他の友達と一緒じゃダメなの？」

突然、空間が揺れ始めた。壁に掛けられた時計の針が狂ったように回り始める。

「おや」ハイシンの声が低く響いた。「予想外の展開だ」

柚花は身構えた。「どういうこと？」

ハイシンはゆっくりとフードを脱いだ。現れたのは、柚花と同い年くらいの少女の姿だった。

「見事だ、野々原柚花」少女は微笑んだ。「君は最後の試験に合格した」

「試験…？」柚花は混乱していた。

少女は頷いた。「そう、これは全て試験だったんだ。時間を操る力を引き継ぐ者にふさわしいかどうかを見極めるための」

空間が再び揺れ、今度は激しく歪み始めた。

「しまった」少女の表情が曇る。「力のバランスが崩れてしまった。このままでは、時間の狭間に飲み込まれてしまう」

柚花は咄嗟に少女の手を掴んだ。「どうすればいいの？教えて！」

少女は柚花を見つめ返した。「君一人では無理だ。でも、さっき君が言ったように…仲間と一緒なら、可能かもしれない」

柚花は決意に満ちた表情で頷いた。「美咲ちゃんを呼んでくる！」

彼女は鏡に向かって走り出した。鏡の表面は波打ち、柚花の体を吸い込んでいく。

「美咲ちゃーん！」柚花の声が響き渡る。

次の瞬間、柚花は現実世界に戻っていた。美咲が心配そうな顔で彼女を見つめている。

「柚花ちゃん！大丈夫？」

柚花は美咲の手を取った。「話は後！今は一緒に来て！」

二人は再び鏡の中へ飛び込んだ。そこでは、少女が必死に時間の歪みと戦っていた。

「間に合った！」少女は安堵の表情を浮かべた。

柚花と美咲は少女の両側に立ち、手を取り合った。

「さあ、力を合わせるのよ！」柚花が叫ぶ。

三人の周りに、淡い光が宿り始めた。その光は徐々に強くなり、時間の歪みを押し戻していく。

「すごい…」美咲が息を呑む。

光は瞬く間に空間全体を包み込み、そして…全てが静まり返った。

少女は柚花と美咲に微笑みかけた。「ありがとう。君たちのおかげで、時間の均衡を取り戻せた」

「私たち、何をしたの？」美咲が尋ねる。

少女は優しく説明した。「君たちは、新しい時間の守護者となったんだ。これからは三人で、この力を守っていく」

柚花と美咲は驚きの表情を交わした。

「でも、どうやって？」柚花が聞く。

少女は微笑んだ。「それは、これから一緒に学んでいこう。時間はたっぷりあるからね」

三人は笑い合った。そして、新たな冒険の幕開けを予感させるように、周りの時計の針が、ゆっくりと、しかし確実に動き出した。

ハイシンの真相とともに、柚花の成長が輝く感動のエンディング

時が流れ、柚花と美咲が「ハイシン」の正体を知ってから1年が経過した。二人は少女――本名・時乃（ときの）と共に、時間の守護者としての役割を果たしながら、普通の高校生活を送っていた。

春の陽気に包まれたある日の放課後、三人は図書室で密かな会議を開いていた。

「もう1年か…」柚花は感慨深げに呟いた。「あの日から、本当にいろんなことがあったね」

美咲は頷きながら笑顔を浮かべる。「うん。最初は怖かったけど、今では楽しいことの方が多いかも」

時乃は二人を見つめ、優しく微笑んだ。「君たちの成長には目を見張るものがあるよ。特に柚花、君の直感力と決断力には驚かされることが多いんだ」

柚花は少し照れくさそうに頬を染めた。「そんなことないよ。みんなで力を合わせてるからだよ」

時乃は真剣な表情で言った。「いや、本当なんだ。実は…」

彼女は一瞬言葉を詰まらせたが、すぐに続けた。「実は、私にはもう長くない」

柚花と美咲は驚きの声を上げた。「どういうこと？」

時乃は静かに説明を始めた。「時間の守護者には寿命がある。私の時間はもうすぐ尽きる。だから、新しい守護者を探していたんだ」

「でも、私たちがいるじゃない」美咲が言った。

時乃は頷いた。「そう。だからこそ、私は安心して次の段階に進める。柚花、美咲、君たちに全てを託したい」

柚花は動揺を隠せなかった。「でも、時乃さん。私たち、まだ全然未熟だよ。時乃さんなしで大丈夫なの？」

時乃は柔らかく微笑んだ。「大丈夫。君たちならできる。この1年間、君たちは素晴らしい成長を遂げた。特に柚花、君の中にある力は計り知れない」

柚花は戸惑いながらも、時乃の言葉を受け止めようとしていた。

時乃は続けた。「覚えているかい？最初の試験で、君は力を独占することを拒んだ。それこそが、真の守護者に必要な資質なんだ」

美咲が柚花の肩に手を置いた。「私も同感だよ、柚花ちゃん。あなたの優しさと強さ、みんなを大切に思う気持ち。それが私たちの力の源なんだと思う」

柚花の目に涙が浮かんだ。「でも…」

時乃は柚花の手を取った。「恐れることはない。君たちはもう十分に成長している。これからは、君たち自身の力で時間を守っていけるはずだ」

柚花は深呼吸をして、決意の表情を浮かべた。「わかりました。時乃さん、ありがとう。私たち、精一杯頑張ります」

時乃は満足そうに頷いた。「ありがとう、柚花、美咲。君たちと出会えて、本当に幸せだった」

その瞬間、時乃の体が淡く光り始めた。

「私の時間が来たようだ」時乃は穏やかな表情で言った。「さようなら、そして…ありがとう」

柚花と美咲は涙を流しながら、時乃を抱きしめた。時乃の体は光の粒子となって、空中へと溶けていった。

図書室に静寂が訪れる。柚花と美咲は互いの手を強く握り合った。

「行こう、美咲ちゃん」柚花が言った。「私たちの番だよ」

美咲は頷いた。「うん、一緒に頑張ろう」

二人は図書室を後にし、まぶしい陽光の中へと歩み出た。彼女たちの瞳には、新たな決意と希望が輝いていた。時間の守護者としての真の旅が、今、始まろうとしていた。

母娘揃って比企の子供を妊娠した柚花と柚里、配信・動画の活動も順調に人気が出ていっていた。
制服で隠しきれないほど大きくなったボテ腹を気にかけつつ快楽に流され腰を振る二人。
そんな生活をしていた柚花だが、ついに学校でクラスメイトにバレてしまい…